2024年4月5日
道内第9期介護保険料は0.8%(45円)増5,738円 引き下げも2割
道は道内各保険者の第9期介護保険料(2024~26年度・第1号被保険者)を公表した。道内平均の基準月額は第8期に比べ0.8%(45円)増の5738円。前期から保険料を引き上げた保険者は半数を切り、据え置きが約4割。引き下げた保険者も2割に上るなど保険料上昇抑制の動きが目立つ。「6000円以上」が前期に比べ13保険者多い49保険者(31.4%)に達し、全体の3割を超えた。
道ケアマネ協会が小規模多機能調査 9割が他業務と兼務 多忙の要因に
道介護支援専門員協会のまとめた2023年度小規模多機能型居宅介護支援事業所と看護小規模多機能型居宅介護支援事業所アンケート結果によると、小規模多機能、看護小規模多機能とも9割弱の事業所がケアマネ(計画作成担当者)は他業務と兼務していると分かった。同協会は業務多忙の要因と分析している。
「地域をマネジメントしていく役割」求める 留萌管内ケアマネ連絡協議会勉強会
留萌管内ケアマネジャー連絡協議会の勉強会が留萌市内で開かれ、「令和6年度介護保険法改正 これから求められる地域でのケアマネの役割」を神内秀之介ふくしのよろずや神内商店代表が講演した。今後のケアマネに求められるのは、地域の中で多くの問題を抱えている人に「気付くこと」「つなぐこと」とともに、「地域をマネジメントしていく役割」と説いた。
多職種が連携、小中学校で福祉の出前授業実施 札幌市東区・ホームケアサプライ
札幌市東区の訪問介護事業所ホームケアサプライは、地域の介護、福祉に関わる事業所や企業など20社・法人を巻き込み、小中学校での福祉の出前授業に取り組んでいる。介護福祉士やケアマネら専門職や事業所がボランティアで協力。座学と体験を通じて介護や障害福祉に触れることで理解を深め、将来の進路選びの選択肢に福祉を志す子どもが増える事を期待する。事業者や専門職同士の連携づくりも狙いで、専門職が業務に取り組みやすい地域づくりも視野に入れる。
認知症チームケア推進加算 対象者1人につき月1回以上カンファレンス開催
2024年度介護報酬改定で、施設・居住系サービスでの認知症の行動・心理症状(BPSD)発現を未然に防ぎ、出現時に早期に対応するための平時からの取り組みを評価する「認知症チームケア推進加算」が創設された。厚生労働省の示した留意事項では、算定要件となっている定期カンファレンスを対象者1人につき月1回以上開催を求め、話し合った対象者ごとの状態の評価やケア方針、振り返りについて介護記録等のほかに詳細に記録する様式「認知症チームケア推進加算・ワークシート」も提示した。
●ケアマネ課題検討会設置 業務範囲整理など 厚生労働省
●医療情報ダイジェスト(姉妹紙・北海道医療新聞紙面から)
【人物】恵庭市ひがし地域包括支援センター 臼杵愛美管理者
【連載】●地域包括ケアを実現するために―2040年に繋ぐ診療報酬改定を読み解く=5
札幌西円山病院経営管理部長 大植友樹氏
●専門医が教える認知症ケア最前線=7
市立病院前老年内科メモリークリニック(札幌市中央区) 中野正剛院長