2024年12月23日
北大病院 婦人科系再発がんに新治療法 光免疫療法の医師主導治験を開始
北大病院(渥美達也院長・944床)婦人科の渡利英道教授は、難治例の再発婦人科がん患者を対象に「光免疫療法」の医師主導治験を開始した。放射線治療後に再発した外陰、腟、子宮頸がんの新たな治療法として、世界に先駆けて同療法の薬事承認を目指す。
我汝会さっぽろ病院 スマホ用アプリで退院後支援 人工膝関節置換術で活用
札幌市東区の我汝会さっぽろ病院(木村正一理事長、春藤基之院長・88床)は、人工膝関節置換術を受ける患者に対し、スマートフォン用アプリケーションを活用した支援に取り組んでいる。入院・手術に関する情報や自宅で行う運動メニューなどを毎日配信し、入院前から退院後までトータル的にサポート。チャットによるメッセージ機能もあり、自宅にいても医療者と連絡が取れることで患者の不安軽減につながっている。
道医療連携ネットワーク協議会 管理目標達成率の向上へ
医療者と患者をつなぐ新たなお薬手帳
北海道医療連携ネットワーク協議会は、動脈硬化性疾患の予防や予後改善につなげるための新たな「あんしん お薬手帳」を作成した。医療者と患者が一緒に管理目標やその達成度合いを書き込むことで、互いに管理目標達成に向けた理解やモチベーションアップにつながるほか、多職種での情報共有によって、病診薬連携の要となることも期待されている。
敷地内薬局厚労省調査 がんや在宅医療に注力 「麻薬」調剤実績84%
厚生労働省は、薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会を開催。病院敷地内薬局について、半数以上ががんや在宅医療の分野に注力し、84.1%に麻薬の調剤実績があり、31.4%が地域ケア会議、50.9%がサービス担当者会議へ参加していたという220薬局の調査結果を報告した。
病院敷地内薬局の処方箋応需枚数は平均2744枚/月(薬局平均1661枚)、1日当たりの平均勤務薬剤師数は5.7人(2.7人)、医療用医薬品の備蓄品目数平均は1667品目(1150品目)。
札幌 学生ボランティア「チームふらほっと」
イベント企画・開催、自然な形でケアラー意識へ
ケアラー問題を道民に「我が事」として捉えてもらうために、どのような発信の仕方があるか―。思考の柔軟な若者に投げ掛け、その答えとして大学生ボランティア8人で結成した「チームふらほっと」が親子参加型イベント「みんなまんなか 未来を創るプロジェクトC」を札幌市内で開いた。あえてイベント名でケアラー、ヤングケアラーを謳わず、自然な形で意識に訴え掛けるスタンスとし、子どもたち200人近くと触れ合った。
●厚労省が提示 医師偏在対策の取りまとめ案
経済的インセンティブと規制的手法組み合わせ
●札幌渓仁会リハビリ 各種紹介動画を自作 身体を動かしたくなるBGM
●清水町・御影診療所 老健から介護医療院に転換 「帰れない」ニーズに対応
●24年度厚労省補正予算 医療気管支炎に428億円 医師偏在マッチング支援も
●恵庭市 ケアラー支援条例・推進計画を策定 理解・啓発へ動画web配信