2025年4月7日
医療経営改善へ補助金で早期対応を かかりつけ医研修会で修了証発行
松本会長 日医臨時代議員会
日医は第158回臨時代議員会を開催した。松本吉郎会長は、物価や人件費高騰などを背景とする医療機関のひっ迫した経営状況の改善へ、期中改定も視野に入れ、補助金と診療報酬の両面から早期の適切な対応を求めていく考えを示した。また、かかりつけ医療機能報告制度について、国民への義務付け、フリーアクセスの阻害につながるなどの懸念を改めて示す一方、2025年度から日医が研修会を開き修了証を発行していくとした。
中村記念 脊椎脊髄・末梢神経・脊損センターを開設
腰痛しびれ外来も新たにスタート
中央区の中村記念病院(中村博彦理事長・499床)は、脊椎脊髄・末梢神経・脊損センターを開設するとともに、腰痛しびれ外来も新たにスタートした。脳神経外科、整形外科、脳神経内科、神経放射線科が連携して対応。日本初の脳神経専門病院として、さらに機能強化を図っていく。
札幌西円山 まるにしキッズドクターP
児童が介護施設等で実践 世代を超えた交流につながっている
札幌市中央区の札幌西円山病院(成田吉明理事長、山田陽院長・603床)は、地域の児童を対象とした「まるにしキッズドクタープロジェクト」を実施。児童に医療に関する座学、実習に加えて、学んだことを同病院の地域活動や町内の中で実践することで、病院の役割について知ってもらうとともに、主に地域の高齢者との世代を超えた交流や地域貢献にもつながっている。取り組みは病院マーケティングサミットJAPAN主催の第2回病院ファンづくり甲子園で優勝している。
自己マクロファージで肝線維化抑制 新治療法開発に期待
清野北大教授らの研究G
北大遺制研免疫生物分野の清野健一郎教授らの研究グループは、独自に開発した方法で誘導(分離)した自己マクロファージが、肝線維化を効果的に抑制することを発見した。線維化を進める肝星細胞を抑制することも突き止め、その機序も解明。研究成果はInflammation and Regeneration 誌に掲載された。
独自レクをYouTube配信 デイサービスあすみる
札幌市北区 500種類超えるゲーム等共有
札幌市北区の通所介護「デイサービスあすみる」は職員手作り用具を使った独自レクリエーションに取り組み、実際に行った様子をYouTubeで配信している。レク企画に悩む事業所が多い中、「他事業所の参考になれば」と500種類を超えるゲーム等を惜しまず公開しており、反響も大きいという。
赤字病院3.2P増80.1% 全開設者で赤字割合がアップ
公私病院連盟24年運営調査
全国公私病院連盟がまとめた、2024年病院運営実態分析調査によると、総損益差額からみた赤字病院割合は前年比3.2㌽増の80.1%と、2年連続で赤字割合が増加した。開設者別では、自治体が2.4㌽増の94.5%、その他公的が0.7㌽増の73.7%、私的も2.9㌽増の62.0%で、全ての開設者で赤字割合がアップした。
●専門医機構 25年度専攻医数・過去最高9762人に そうない派15.4%増344人
●市立根室 中央手術室・処置室のトレード研修 待機日数が大幅に減少
●ビジネスチャットを活用した医療福祉ネットワークの実現を
北見赤十字病院とLINEWORKSが連携協定
●精神科地ケア病棟転換 施設基準ハードルが高く─WAM調査
●常勤介護職基本給25万3810円 報酬改定前後で4.6%増─厚労省 処遇状況等調査
●23年度札幌市下水使用量 病院の多量使用施設が減少