2025年3月24日
地域医療の崩壊の危惧 物価高騰等厳しい経営訴える─道医代議員会
道医は第168回臨時代議員会を開催。松家治道会長は「賃上げや物価高騰対策、医療DXなど適切な財源が確保されず、急激な物価高騰で医療機関の経営は非常に厳しい。このままでは道内の地域医療の崩壊が着実に進んでいく」との懸念を示し、地域医療の提供体制の確保を訴えた。
士別市立 DNAR実態調査で現状把握 リストバンド活用 ひと目で同意確認が可能
士別市立病院(長島仁院長・129床)は、医師や看護師を含めた院内の全職員に対し、患者やその家族の希望で心肺蘇生を行わない指示「DNAR」の意識調査を実施。結果をもとに院内で検討を重ね、医療安全における研修会実施でDNAR解釈の統一化を図るとともに、同意書も一新。さらに、全国でも珍しい電子カルテと連動させた患者のリストバンドにDNARマークを記載することで、電子カルテを見ずともすぐに同意がわかるようにするなど運用の効率化に取り組んでいる。
道内開催の全国学会47件 消化器内視鏡学会8000人参加
2025年に道内で開催を予定している全国規模の医学会・研究会は47件になることが本紙まとめで分かった。5月に札幌で開かれる日本消化器内視鏡学会総会は19年ぶり4度目の道内開催で、8000人の参加が見込まれる。
医療法人社団棕櫚の会 一木理事長に聞く
住み慣れた地域で最期まで暮らし続けられる環境を
札幌市西区宮の沢で訪問診療を主体とするホサナファミリークリニック、訪問介護事業所などを展開する医療法人社団棕櫚(しゅろ)の会。2014年開業から10年が過ぎ、地域に根を張り在宅医療に向き合ってきた一木崇宏理事長に、地域住民の生活を支えていくため必要なこと、今後の展開などを聞いた。
函館脳神経外科 社会医療法人に 道が認可 桜会の合併案件も
道は、医療法人社団函館脳神経外科病院(西谷幹雄理事長、妹尾誠院長・128床)の社会医療法人認可=業務区分・救急医療=を行ったほか、北見市で小林病院などを運営する医療法人社団桜会と桜会病院(東京都足立区)等運営の医療法人財団桜会の合併=存続・医療法人社団桜会(新谷幸義理事長)=、医科診療所15件、歯科診療所6件の医療法人設立と解散14件を認可した。
●6団体調査 24年度報酬改定後「赤字病院」拡大 医業利益6.0%減、経常利益3.3%減に
●ふらの西 転倒・転落の発生率分析 骨折部位の特徴明らかに
●保団連調査 24年度診療報酬改定後の収入 「下がった」医療機関が7割近く
●苫小牧社協 市内2地区で無料移送サービス 住民と連携し市販薬配達も
●24年度先進医療実績 449施設17.7万人に 総金額は928億円