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26年度医学部臨時定員 減らしていくべきとの声多く
─厚労省検討会 ほか

2024年3月11日

26年度医学部臨時定員 減らしていくべきとの声多く─厚労省検討会

 厚生労働省の「医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会」第2回会合が開かれ、2026年度の医学部臨時定員をテーマに議論した。将来の医師需給推計などが示され、生産年齢人口や患者等の減少が見込まれる中、医師の供給が需要を上回ることで医療の質の低下などが懸念されるとして、医学部臨時定員を減らしていくべきとの声が多くあった一方で、自治体の構成員からは偏在格差是正へ必要な臨時定員確保を求める意見も挙がった。



北彩都病院 道北エリア初、視線追跡型VRの導入 認知症防止の拡充へ

 旭川市の北彩都病院(石田裕則理事長・116床)は、高精度な視線追跡技術を搭載したVR機器「認知機能セルフチェッカー」を道北エリアで初導入した。VR空間に表示される課題を「目の動き」のみで回答し、認知機能を評価するもので、健常と認知症発症前の軽度認知症障害(MCI)を判別できることから、早期の認知症予防に活用していく。



NTT東日本札幌 スマートベッドシステム道内初導入 
働き方改革でもより効果高く

 中央区のNTT東日本札幌病院(𠮷岡成人院長・301床)は、道内で初めて、ICTを活用した医療情報統合システム「スマートベッドシステム」を導入した。離在床状態、睡眠・覚醒、心拍数などのベッドサイド情報を集約、スタッフステーションの端末画面でも、リアルタイムに患者見守りができるのがメリット。オリジナルのピクトグラムもデザインするなど、自院で使いやすいように工夫、スタッフ間の情報共有、ケアに集中できる時間も着実に増加した。同病院では3カ年かけて全病床を同システムに切り替える予定だ。



道臨床研修病院等連絡協で講演 
札医大 辻教授 地域で連携していくプログラムを
市立稚内 岩見氏 USMLEプラスでフルマッチ

 北海道臨床研修病院等連絡協議会の2023年度会議が開かれ、市立稚内病院の岩見謙太朗研修医が「稚内市立病院が研修医を集めることができるようになった理由」、札医大総合診療医学講座教授で、臨床研修・医師キャリア支援センターセンター長の辻喜久氏が「最近の医学生の傾向と研修医確保について」、リモートで講演を行った。



札幌市23年度モデル事業 フレイル改善マネジャー独自配置
状態把握し介護予防、セルフケア呼び掛け

 札幌市は2023年度モデル事業で、同市北区の地域包括支援センター3カ所に「フレイル改善マネジャー」を各1人配置。これまでアプローチを十分できていなかった「要支援認定を受けているサービス未利用者」をターゲットに、フレイル状態を市独自チェックシートで把握するとともに、セルフケアや介護予防を呼び掛けたり、適切なサービスにつなげるなど、フレイルの疑われる高齢者の自立支援、重度化防止を担っている。24年度には実施エリアを5区に拡大し取り組みを進める計画だ。



赤字病院割合は3.9P増76.9%に─公私病院連盟23年運営実態分析調査
自治体、公的、私的とも再び悪化

 全国公私病院連盟がまとめた、2023年病院運営実態分析調査によると、総損益差額からみた赤字病院割合は前年比と、2年連続改善していたものの、再び悪化に転じた。開設者別では、自治体が3.3ポイント増の92.1%、その他公的が5.6ポイント増の73.3%、私的は6.7ポイント増の59.1%で、いずれも赤字割合が増えた。



●札幌市 認知症疾患医療センター 札医大病院を指定

●札幌ハートセンター インドネシア医療参入視野に 現地医師3人受け入れ

●北海道循環器 ペースメーカの沿革モニタリング導入 効率的な運用目指す

●看護師特定行為研修機関 勤医協中央など39施設を指定

●ケアラーを支える全道組織 北海道ケアラーズ発足

●マイナ保険証促進 利用増加量に応じて 医療機関等に支援金

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